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テンプレート:Infobox Album ビューティ (beauty) とは、1989年11月21日に発表された坂本龍一の8作目のオリジナルアルバム。ヴァージンレコード移籍第1弾のアルバムでもある。
解説
元ビーチボーイズのブライアン・ウィルソン、元ザ・バンドのロビー・ロバートソン、元ソフト・マシーンのロバート・ワイアット、ユッスー・ンドゥール、アート・リンゼイ等、多数多彩なゲスト・ミュージシャンを迎えて制作された。沖縄民謡2曲、ローリング・ストーンズの「ウィー・ラヴ・ユー」、フォスターの「ロマンス」、サミュエル・バーバーの「アダージョ」と収録曲の約半分(11曲中5曲)がカヴァー曲であることも特徴。
収録曲
- CALLING FROM TOKYO
- 作詞:アート・リンゼイ、ロジャー・トリリング、坂本龍一 / 作曲:坂本龍一
- 元々のタイトルは"JAZZ"であったが、ヴァージン・アメリカから「そのタイトルでは売れない」と言われた為、現在のタイトルに変更された。ブライアン・ウィルソンにオファーしたところ意外にもOKの返事が来たので、急遽歌のメロディーが追加された。レコーディングではブライアンの精神状態が芳しくなく、「もう一度歌わせろ」とテイクを何度も重ね、ヴォーカルのレコーディングだけで数時間に及んだらしい。"LASER MAN"のタイトル・別ヴァージョンでシングル『アンドゥ#1』に、さらに別バージョンで映画「ブラック・レイン」のサウンドトラック盤に"JAZZ #1"のタイトルで収録されている。ドラムスはスライ&ロビーのスライ・ダンバー。
- ROSE
- 作詞:アート・リンゼイ / 作曲:坂本龍一
- メイン・ヴォーカルは坂本。ピノ・パラディーノによる官能的なベースプレイが聴かれる。
- 安里屋ユンタ
- 作詞:星勝 / 作曲:宮良長包
- 前曲に続き、坂本自身がメイン・ヴォーカルをとっている。”トリオ・ワールド・ツアー・1996”ではピアノ三重奏のアレンジで演奏された。沖縄民謡なのにアフリカやスペインの音が合わさっている。
- FUTIQUE
- 作詞:アート・リンゼイ / 作曲:坂本龍一
- 初期の仮タイトルは”テクノ”。アート・リンゼイのラップをフィーチャーしている。
- AMORE
- 作詞:アート・リンゼイ / 作曲:坂本龍一
- 元々「アンドゥ」のタイトルで発表されたトラックに、ヴォーカルやエレクトリック・ギターを加えたもの。8分の6拍子のピアノヴァージョンがシングル『ユー・ドゥ・ミー』に収録されている。坂本の楽曲ではめずらしく、アコースティック・ギターが活躍する。2005年にアルバム『/05』でアレンジを変えて再収録されている。
- WE LOVE YOU
- 作詞・作曲:ミック・ジャガー、キース・リチャード
- ローリング・ストーンズのカヴァー。ヴォーカルにロバート・ワイアット、ブライアン・ウィルソンを迎えている。
- DIABARAM
- 作詞:ユッスー・ンドゥール / 作曲:ユッスー・ンドゥール、坂本龍一
- ユッスー・ンドゥールをメイン・ヴォーカルにフィーチャー。
- A PILE OF TIME
- 作詞:アート・リンゼイ / 作曲:坂本龍一
- 元々は、ハドソンのPCエンジン用ゲームソフト『天外魔境 ZIRIA』の為に作られたもの。
- ROMANCE
- 作詞:我如古より子、古謝美佐子、玉城一美 / 作曲:スティーヴン・フォスター
- スティーヴン・フォスター作曲の”金髪のジェニー”に沖縄弁の歌詞をのせてカヴァーしたもの。ギターはロビー・ロバートソンとエディ・マルチネス。
- ちんさぐの花
- 沖縄民謡のカヴァー。後半で聴かれるストリングスは、坂本によるキーボードでの演奏。
- ADAGIO
- 作曲:サミュエル・バーバー / 編曲:坂本龍一
- ピアノ、ギター、中国の伝統楽器二胡のトリオで演奏。
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