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(曲目: ビー・ア・スーパーマンをリンク)
 
 
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Name = テクノドン <br />(TECHNODON) |
 
Type = [[アルバム]] |
 
Artist = [[イエロー・マジック・オーケストラ|<S>YMO</S>]] |
 
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Label = [[東芝EMI]]/イーストワールド |
 
Producer = [[イエロー・マジック・オーケストラ|<S>YMO</S>]] |
 
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'''テクノドン'''(TECHNODON)は、[[イエロー・マジック・オーケストラ]](以下、YMO)の10作目のアルバム。[[1993年]][[5月26日]]、[[東芝EMI]]よりリリースされた。
 
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2007年9月11日 (火) 11:39に更新

テクノドン(TECHNODON)は、イエロー・マジック・オーケストラ(以下、YMO)の10作目のアルバム。1993年5月26日東芝EMIよりリリースされた。

解説編集

1983年の散開(解散)から10年、奇跡の復活を遂げたYMOの最後のオリジナルアルバム。再結成当時、YMOというグループ名が権利上の関係で使用出来なかったため、YMO(ノットワイエムオー。実際にはYMOの文字の上に×)としてリリースされた。
当初、細野のベース高橋幸宏ドラム、坂本のハモンドオルガンによる一発録りという案も挙げたが、細野の意向により、テクノアルバムとなった。結局、全盛期のテクノ・ポップの趣は無く、アンビエント色が全体的に強い仕上がりとなっている。
なお、当時売れていたドリームズ・カム・トゥルーの音源をサンプリングして使用する意向もあったが、著作権の関係でこれを断念。
アルバムのタイトルは三人で意見を出し合って決定(坂本が提案した「テクノ道」という発音から「テクノドン」が思いつく)。 曲順は高橋が決定した。8曲目と9曲目の場所については相当迷ったらしい。


発売当初「YMO=ライディーン=明るいテクノポップ」をイメージしていた多くのライトリスナーからは「重く、悲しい」「難しい」などの声が多く出た。しかし、このアルバムも後年徐々に再評価されていった。

しかし、1999年東芝EMIリマスター版のラインナップで再発売されたものの2003年のソニー盤ではラインナップから外れたため、廃盤のままとなっており再販が待ち望まれている。

アルバム発売直後には二種類のリミックス盤も発売されている。『TECHNODON REMIXES I』はテイ・トウワ、ゴウ・ホトダ&フランソワ・ケヴォーキアン、『TECHNODON REMIXES II』はジ・オーブがそれぞれ担当した。
また、このアルバムの楽曲を中心に東京ドームにてライヴ公演が行われ、その模様を収録したアルバム『テクノドン・ライヴ』がリリースされている。前述のジ・オーブは公演のフロントアクトをも務めた。

曲目編集

  1. BE A SUPERMAN
    作詞・作曲:坂本龍一・高橋幸宏/編曲:YMO
    のちにシングルカットされた曲。当初、坂本と高橋が試作した曲を細野に聞かせたところ、気に入った細野がローランドJUPITER-8でベースを加えて曲として完成させた。イントロの声は、米国の小説家であり、俳優でもあるウィリアム・バロウズのもの。女性の声は当時ニューヨーク声楽を勉強していたカミヤ・ルリコ。YMOの三人がニューヨークでのレコーディング中によく行っていた寿司屋でアルバイトしていたところをスカウトされた。三人は英語を日本人的に発音する日本人の女性を探していたが、実際は英語がペラペラだったという。曲中に出てくる「ごめん」の声は、レコーディング中に高橋が間違えて謝った部分がそのまま利用された。
  2. NANGA DEF?
    作詞:坂本龍一/作曲:YMO
    このアルバムの最初に録音された曲で、アフリカ色を感じさせるアシッド・ハウスとなっている。曲のタイトルはセネガル語で「こんにちは」という意味。コーラスの「ジャリッ」とした感じは、サンプリングを繰り返して劣化させ、失われた高域をイコライザで思いっきり上げるという手法を採用した。ベースTB-303を使用し、細野がいくつかのパターンを作成したのち、坂本がリアルタイムに音色を変化させて録音した。アルバム発売当時の1993年はヨーロッパでアシッド・ハウスリヴァイバルの真っ只中にあり、それらのシーンとのシンクロニシティを感じさせる一曲である。
  3. FLOATING AWAY
    作詞:William Gibson/作曲:高橋幸宏・細野晴臣/編曲:YMO
    朗読はウィリアム・ギブスン。ギターは徳武弘文。ベースは細野がアープ・オデッセイで演奏したもの。
  4. DOLPHINICITY
    作曲:細野晴臣/編曲:YMO
    細野が当時傾倒していた「イルカ」の声をサンプリングした環境音楽的な曲。「BE GOOD BOY」の声はイルカの調教師のもの。男性の声は神経生理学者でありイルカ研究家でもあるジョン・C・リリー博士がイルカに向かって語りかけている声である。
  5. HI-TECH HIPPIES
    作詞・作曲:YMO/編曲:YMO
    先行シングルにカップリングされた曲で活動期のYMOを彷彿とさせるポップな曲。YMOメンバーがヒッピー時代を(直接的・間接的にも)すごしており、それを具現化したものである。曲のタイトルは当初「ハイテック・ヒッピー・ナンバー・ワン」だった。細野の「YMOはキュートなバンドでもある」という発言をきっかけにメロディは高橋、ベースは細野、バックの「ディドティド...」は坂本が担当する形であっという間に完成した。ボーカルも三人が歌っていたが、高橋の声で打ち消されてしまっている。しかし、細野によると「これがYMOだ」とのこと。ベースは2種類あり、控えめな方はジュピター8、ブンブン鳴っている方はVINTAGE KEYSを使用。バスドラムTR-808のキックをS1000でサンプリングしたもの。
  6. I TRE MERLI
    作曲・編曲:YMO
    曲のタイトルは「三羽ガラス」という意味で、坂本がニューヨークで行ったことのあるレストランの名前を借りたものだがYMOの隠喩とも取れる。イントロのアルペジオはアープ・オデッセイのランダムLFOを使用。暗い感じを与える曲だが、高橋によると実はこの曲はライディーンの続編をイメージしたとのことで、実際Aメロは長く引き伸ばされているとはいえ、よく聞くとライディーンのAメロ冒頭音階をそのまま使っている。途中の朗読はバロウズ。
  7. NOSTALGIA
    作曲:坂本龍一/編曲:YMO
    録音当初は「アンビエント」と名付けられていた。コードはオーケストラからのサンプリングである。環境音は坂本がDATで収録した素材を使用している。
  8. SILENCE OF TIME
    作詞:坂本龍一/作曲:坂本龍一・高橋幸宏/編曲:YMO
    ボーカルは「BE A SUPERMAN」でも歌っていたカミヤ・ルリコ。もの悲しいエレピは坂本による演奏。
  9. WATERFORD
    作曲:坂本龍一・高橋幸宏/編曲:YMO
    曲のタイトルはイギリスの地名から適当に拾ったもの。ベースは2種類使用されており、曲全体で低音に響くベースがアープ・オデッセイ、ファンキーなベースはジュピター8。
  10. O.K.
    作詞:細野晴臣/作曲:細野晴臣・高橋幸宏/編曲:YMO
    細野が高橋に勧められて作ったもので、アルバムの一番最後に録音された。細野のボーカルが唯一聞ける曲ではあるが、細野自身は昔から自分の声が気に入らないらしく(過去の作品でも声を必ずといっていいほど加工している)、坂本や高橋を含めた周囲が相当説得したらしい。エレピはVINTAGE KEYSを使って細野が演奏。
  11. CHANCE
    作曲:坂本龍一/編曲:YMO
    このアルバムがリリースされる以前、多くのアーティストによりYMOリミックスが手がけられたが、YMOのメンバーが納得するものがなかった。そのため、YMO自身によるYMOリミックスを作ったらどうかと坂本が試作したが、結局従来のリミックスを逸脱できず、現在の形に収まった。曲制作当初は本当にサンプリング音源を使用する意向だったが、著作権の関係から断念。坂本によって音色が再現されている。『SOLID STATE SURVIVOR』の“ピョン”“ティーン”という音、『EPILOGUE』の工場の音、『KEY』のスネアの音、『LOOM』の無限音階が使われている。曲のスピードが落ちても、無限音階だけは変わらずに聞こえるという仕掛けが組まれているが、坂本とミキサーのゴウ・ホトダは「そこを分かってくれる人はいるだろうか」と話していた。曲の最後にライディーンのイントロ(ハイハットと冒頭フレーズ2音)が入っている。ライブではそのままライディーンのエンディングのようにAメロを続けて演奏した。
  12. POCKETFUL OF RAINBOWS
    作詞・作曲:Fred Wise & Ben Weisman(日本語訳:湯川れい子)/編曲:YMO
    アルバムに先駆けシングルカットされた。ただし、シングル版とアルバム版とではアレンジが多少異なる。詳細は「ポケットが虹でいっぱい」を参照。

参加ミュージシャン 編集

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